研究課題/領域番号 |
15K04505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
松本 由香 琉球大学, 教育学部, 教授 (70259274)
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研究分担者 |
佐野 敏行 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (20196299)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 沖縄 / 染め織り / 家族 / 地域文化 / 経済 / ツーリズム / 生きがい / ワークライフバランス / 地域生活 / 経済性 / 暮らしの持続性 / 学校教育 / 教材 / 衣生活教材 / 文化振興 / サスティナブル・デザイン / 地域貢献 / ルーツ / 歴史 / 創造 / 相互作用 / コミュニケーション / 生き甲斐 / 創作 |
研究成果の概要 |
本研究では、沖縄の染め織りについて、(1)地域生活でのつながり、(2)地域文化の探求、(3)経済性の探究の観点から調査研究をおこない、染め織りは、つくる人びとの楽しみ・生き甲斐となって、主体的につくることをうながし、つくる人びとを自立に導いていることが明らかとなった。また家族とのかかわり、地域とのつながりをもたらしているといえる。そして離島の高齢化、過疎の暮らしに、楽しみやうるおいをもたらすものであることが明らかとなった。染め織りは、たずさわる人びとの生計の手段でありながら、ワークライフバランスがはかられ、家庭や家庭外の仕事の合間におこなわれ、持続可能な生活の形成に役立っているといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果を「沖縄の染め織りと人びとの暮らし―家族と地域文化、経済とツーリズムから考える―」と題して原稿にまとめており、沖縄の一般の人びと、中学生・高校生・大学生向けのテキストとして刊行をめざしている。沖縄の染め織り文化は大変貴重で、さまざまな染め織りが現在もおこなわれているが、一般には染め織りは知られておらず、染め織りの人びとの暮らしとのかかわりや文化的意義についての本研究成果を、書籍として刊行し、一般にひろく紹介し、教育のなかで用いることには、重要な意義があると考える。沖縄の染め織りは、これまで美術工芸的に論じられ、人びとの暮らしの視点で論じたものはないため、本研究成果は有意義である。
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