研究課題/領域番号 |
15K04509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 名桜大学 |
研究代表者 |
板山 勝樹 名桜大学, 国際学部, 教授 (80643535)
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研究分担者 |
林嵜 和彦 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (10410531)
松下 一世 佐賀大学, 教育学部, 教授 (80457457)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高等教育機関における人権教育の成立・発展等の過程 / 高等教育機関における人権教育の実施状況 / 高等教育機関における人権教育先進校の実践内容 / 高等教育機関における人権教育の課題 / 高等教育機関における人権教育開始の経緯 / 高等教育機関における人権教育の成果と課題 |
研究成果の概要 |
本研究では第一点目に,大学における人権教育の形成過程を明らかにした。また,その過程で指摘された課題を明らかにした。 第二点目に,大学における人権教育関する量的調査を実施した。その結果,過去に実施された調査と同様の課題が,本調査においても見られた。一方で,教育内容・方法,組織運営において優れた取り組みを行っている大学も発見した。よって第三点目に,優れた取り組みを行っている大学を対象とした質的調査実施した。この調査によって,優れた実践を行っている大学では,組織的に推進条件を整えている状況が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
義務教育段階や社会教育における人権教育と比べ立ち遅れている高等教育機関における人権教育の調査・研究を行い,その歴史的経緯,現状,課題を一定程度明らかにした。また,①一般教養・教職・専門教育としての人権教育の状況,②関連科目の必修化・プログラムの系統化の状況,③担当教員の非常勤/常勤の状況・学内での位置づけ,④研究・教育機関・教職員研修の開催・人権教育方針の有無等,組織的実践を支える体制面,⑤人権教育科目の内容・方法,⑥入学・在学・卒業段階でのマイノリティ学生への支援体制,⑦学会等での活動を含む学際的な共同研究体制づくりの状況についての継続した,さらに精緻な研究の必要性を指摘した。
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