研究課題/領域番号 |
15K04514
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
鈴木 広子 東海大学, 教育開発研究センター, 教授 (50191789)
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研究分担者 |
藤枝 美穂 大阪医科大学, 医学部, 教授 (20328173)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リーディング / 学習 / 語彙分析 / EAP / 生成過程 / プロトコル分析 / 社会文化的アプローチ / 第二言語習得 / 読解力 / 検定教科書 / 足場づくり / CLIL |
研究成果の概要 |
本研究は、英語学習者が日本語訳を介さず「読む」という認知過程を経験することを目的として授業を設計し、その有効性と学習者の成果を評価した。研究課題は、①学習者にとってのリーディング教材の難易度の指標、②足場づくりの設計、③リーディング内容に関する学習者の再構築過程を通した理解度の変化、の3点について明らかにすることである。学習者の背景知識を活かせる内容を選択し、足場掛けとしてリーディング活動を組み込むことで、語彙と構文を効果的に学び、表現活動(ライディング、スピーキング)を通して思考し、学習者自身が意味を生成して言語化することで、内容を深く理解できることを実証的に示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
仕事や研究・教育の場で使える英語力、OECDが定義する読解力に到達するには、高校と大学の英語教育はどうあるべきかを問い直している。豊かな文脈と学習者の背景知識に支えられたリーディング活動を通して、読み手である学習者自身が内容の世界をイメージし、その意味を言語化する再構築過程を経験する。このようなトップダウン・アプローチの英語教育における足場掛け活動を設計し、その有効性を実証的に明らかにした。
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