研究課題/領域番号 |
15K04516
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
下田 好行 東洋大学, 文学部, 教授 (70196559)
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連携研究者 |
吉田 武男 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (40247945)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 道徳教育 / ホリスティック / シュタイナー / メルヘン / 自己の内面の象徴 / リチャード・ローティー / 垣内松三 / 青木照明 / 進歩の物語 / 民主主義 / 自己の象徴を重ねる / 自己の内側にある善さ / 象徴と概念の一体化 / 人智学 / 緑の蛇と百合姫のメルヘン / 人間の生きる目的 / シュタイナー教育 / 感謝 / 愛情 / 義務 / 倫理的固体主義 / 道徳的想像力 / 直観と表象 |
研究成果の概要 |
道徳教育では、徳目の注入ではなく、主体的に判断し行動する意志が重要である。そのためには自己の内面の象徴に気づく教育方法が必要となる。シュタイナー教育では、メルヘンの語り聞かせを推奨している。メルヘンは、人間を超感覚的世界に誘い、人間の根源的な象徴に触れさせてくれる。このことによって人間は、自己の存在の本質を自覚し、自己の霊性を高めることができる。知識という物質で人間を動かすのではなく、自己の意志という象徴に触れることによって、人間は次のステージに上ることができるのである。自己の内面という分断化できない全体に触れるという「ホリスティック」な視点が、人間の精神性の向上には必要である。
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