研究課題/領域番号 |
15K04532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
西野 真由美 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (40218178)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 道徳教育 / カリキュラム開発 / 資質・能力 / カリキュラム / 共有価値 |
研究成果の概要 |
グローバル化が進展する変化の激しい今日の社会において,世界各国の教育改革では,資質・能力の育成を目指した教育課程の実現が課題となってきた。人格形成に関する教育を担う道徳教育では,この課題に応える改革が急務である。本研究では,諸外国や国際的な機関,我が国の研究開発学校等で重視されている人格形成や非認知に関わる資質・能力を分析し,道徳教育に求められる資質・能力の枠組みを検討した。 この検討を踏まえ,本研究では,従来の道徳授業が価値理解中心であったことを課題と捉え,問題解決的な学習など多様な指導法の導入による主体的・対話的学習で道徳性を育成する授業の在り方を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,日本の道徳教育の学習指導要領は,道徳的諸価値を学習内容として示してきたが,その学習を通してどんな資質・能力を育成するかは示されてこなかった。そのため,価値の理解自体が道徳授業のねらいであるかのように捉えられる傾向があった。 本研究は,道徳教育の目標である道徳性をこれからの社会に求められる資質・能力の視点から具体化するとともに,それらの資質・能力と道徳的諸価値との関わりを示すことによって,学習内容である道徳的諸価値と目標としての道徳性をつなぎ,資質・能力を育てる学習活動を中核に据えた道徳科カリキュラム開発の理論的根拠を提供する。
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