研究課題/領域番号 |
15K04539
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
廣田 栄子 筑波大学, 人間系, 名誉教授 (30275789)
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研究分担者 |
小渕 千絵 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (30348099)
鈴木 恵子 北里大学, 医療衛生学部, 准教授 (40286381)
井脇 貴子 愛知淑徳大学, 健康医療科学部, 教授 (60387842)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 軽中等度難聴児 / 人工内耳装用児 / 学校適応 / アセスメント開発 / 言語処理能 / 新生児聴覚検査 / 聴覚言語処理能 / アセスメント / 支援 / 言語発達 / 心理社会的発達 / 学校生活適応 / 早期介入 |
研究成果の概要 |
通常小学校に通う両側性軽中度難聴(MBHL)児と人工内耳装用児(CI児)は,学習場面では騒音環境下にあり会話や学習情報,及びコミュニケーションに支障をきたし,恒常的な聴取不全感から、学校生活への参加と活動(ICF,WHO,2004)が妨げられる状況が少なくない.本研究では,全国調査を実施した結果に基づいて,学童期MBHL児とCI児における障害状況が,聴こえとコミュニケーション,社会的活動と参加に及ぼす影響について包括的なアセスメント法暫定版を開発した.さらに,補聴器指導と言語発達介入について多施設共同研究により後方視的に解析し,幼児期から学童期のMBHL児とCI児に対する支援について検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年では,新生児聴覚スクリーニング検査(NHS)が普及し,NHSでは35~40 dBの検査音が用いられていることから軽中等度難聴児についても新生児期の早期診断と療育が開始されている.しかし,MBHL児は日常会話の獲得や会話に支障がないことから,就学時の課題については看過される傾向が指摘されてきた.本研究で開発した包括的アセスメント法と,幼児期からの補聴と言語発達経過研究により,学童期MBHL児・CI児の適応上の課題についてICFの観点で把握ができ,NHS後の幼児期からの一貫した支援の在り方について,科学的根拠に基づいて情報を提供することが可能となった.
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