研究課題/領域番号 |
15K04559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
吉利 宗久 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (60346111)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | インクルーシブ教育 / 医療的ケア / 特別支援教育 / 通常の学校 |
研究成果の概要 |
本研究は、通常の学校における「医療的ケア」の提供を法的に保障しながら、その性質や提供者の役割を判例の蓄積を通じて確立しつつある米国の経験に着目し、「医療的ケア」をめぐる学校システムの条件を明らかにすることを目指した。主な成果として、米国における学校での医療的ケア提供のための法的枠組みと課題を明らかにした。また、わが国の学校教育における教員の役割に関する意識の傾向を捉えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,学校教育における喫緊かつ不可欠な課題として指摘されながら,必ずしも十分に着手されていない通常の学校における「医療的ケア」児の支援システム開発に意義をもつと考える。わが国の先行研究の多くは,特別支援学校の視点を中心に検討されたものであり,インクルーシブ教育の展開を前提とした分析は極めて少ない。本研究では,インクルーシブ教育との関連性に注目しながら,通常の学校における「医療的ケア」児の支援システムを実体化し定着させる諸条件の解明を目的としており,医療を要する多様な児童生徒の学習保障に対しても波及的な知見を含むものと考える。
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