研究課題/領域番号 |
15K04562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
北添 紀子 高知大学, 医歯学系, 講師 (70284437)
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研究分担者 |
上田 規人 高知大学, 学内共同利用施設等, その他 (70714187)
松本 秀彦 高知大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (70348093)
平野 晋吾 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (90571654)
是永 かな子 高知大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (90380302)
寺田 信一 高知大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (00346701)
二宮 仁志 高知大学, 医学部附属病院, 准教授 (10764144)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 就労支援 / ビジネスマナーセミナー / 大学生 |
研究実績の概要 |
本研究は、ビジネスマナーに限定をした就職面接セミナーの、自閉スペクトラム症(ASD)傾向のある大学生に対する効果を検討するものである。セミナーは、ASD傾向のある学生が理解しやすいように、面接の入退室時に必須なビジネスマナーに焦点をあて、ロールプレイを多く取り入れた。また、各回のテーマを明示し、内容も構造化した。 セミナーの効果を判定するために、参加者を性別と、Autism-Spectrum Quotient(AQ)得点によりASD傾向の強い群と弱い2群、合計4群にわけ、セミナー前後での面接評定、自己評価の比較を行った。セミナー講師が、セミナー前後に一人約15分の面接を行い、「表情」、「相手の話の聞き方」など10項目につき、5段階で評価を行った。セミナー講師以外に2人の評価者が、同じ項目についてそれぞれ評価を行った。同じ内容について、参加者も自己評価を行った。セミナー前後で、ローゼンバーグ自尊感情尺度、特性状態不安尺度を用いて自尊感情、不安の変化を調査した。 平成27年度、28年度のセミナー参加者は、70名であった。 本研究は、補助金助成以前より開始したが、セミナー参加者のうち、事前事後の面接評定,質問紙調査のデータがそろっている94名(男性35名・女性59名)について、セミナー前後の面接評定、自己評価の変化を検討した。面接評定は、セミナー前後(p < 0.001)と4群間(p < 0.001)に有意な主効果が認められ、セミナー後の得点が高かった。セミナー前後と4群間に交互作用は認められなかった。Tukeyの多重比較により、AQ高得点群男性と他の3群との間に有意な差が認められ、AQ高得点群男性の得点が低かった。自己評価については、セミナー前後(p <.001)に有意な主効果が認められ、セミナー後の得点が高かった。4群間(p =0.280)では,主効果は認められなかった。
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