研究課題/領域番号 |
15K04564
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
干川 隆 熊本大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90221564)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プログレスモニタリング / 学習困難 / 学習障害 / 通常の学級 / 評価 / 介入への反応 / 教育評価 / 計算 / Maze / カリキュラムに基づく尺度 / 進捗状況 / モニタリング / 視写 / 介入 / 進捗状況モニタリング / 成果尺度 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,計算と視写のカリキュラムに基づく尺度(CBM)を標準化し,学習障害の児童の学習の進捗状況をモニターすることができるかを検討することであった。対象児は,3年間にわたり学年で147~166名であった。用いた7パターンの視写CBMと計算CBMの信頼性は,相関係数を求めた。妥当性については,CBMの平均得点と標準学力検査(NRT)と教師の児童の評価との相関を求めることで検討した。その結果,学年で違いはあるがCBMが信頼性と妥当性を持つことが示された。また学習障害の児童の学習の進捗状況をモニターする尺度としても有用であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カリキュラムに基づく尺度(CBM)は,米国で学習障害等の児童生徒の学習の進捗状況をモニターするために用いられてきた。日米の教育評価の違いから,これまでCBMは標準化されてこなかったが,通常の学級に通級指導教室に通う児童生徒や学習障害の児童生徒が増加しており,教師が容易に学習に進捗状況を測定することのできる尺度の開発と標準化が必要である。本研究では,計算CBMと視写CBMについて実施し,信頼性と妥当性を持つことが示された。したがって,本尺度を用いることで学習につまずきのある児童生徒を早期に特定し,通級等による指導による効果を測定することができるであろう。
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