研究課題/領域番号 |
15K04568
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浅野 孝平 京都大学, こころの未来研究センター, 特定研究員 (50713319)
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研究協力者 |
柳澤 邦昭
橋本 竜作
奥村 智人
若宮 英司
福井 美保
玉井 浩
鈴木 麻希
阿部 修士
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 発達性ディスレクシア / 脳機能イメージング / 安静時脳活動 / 領域間結合解析 / 読字中の脳活動 / 文字間隔 / 読字能力 / 文字間隔の変化 |
研究成果の概要 |
ディスレクシア児・定型発達児の脳MRIデータを用いて、安静時脳活動の解析を行った。読字処理に関連する領域、例えば、左半球の紡錘状回、上側頭回、下前頭回三角部などで、構成される脳領域間の結合を解析し、ディスレクシアの判別ができるかを検証した。その結果から、安静時fMRIから求めた領域間結合が持つ情報は、ディスレクシアと定型発達の差を特徴付けること,その情報を用いるとディスレクシアの判別が可能であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ディスレクシアの脳領域間の因果関係がある結合を解析することによって、ディスレクシアかどうかを判別した本研究の成果は、脳イメージングを用いた解析手法として新規性に富む。 安静時脳活動の測定は、特定の課題を要しないため、ディスレクシア児や未就学児に対して、読字を要求することなく測定を行うことができる。安静時の脳活動からディスレクシアの判別ができることは,早期の診断と適切な支援が必要なディスレクシアの診断の改善に寄与する可能性がある。
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