研究課題/領域番号 |
15K04571
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
小田部 夏子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (20406242)
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研究分担者 |
原田 浩司 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (40738168)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 発達性読み書き障害 / 運動覚性記憶 / 運動覚性書字再生 / 運動覚性音読 / まとまりを見つける能力 / 構成方略 / 視覚構成能力 / 運動覚心像 / 読み書き障害 / 運動覚 |
研究成果の概要 |
書きの困難さの背景には、運動覚性記憶能力や文字の中にまとまりを見つける能力に問題があるのではないかと考え、それを確かめること、さらに運動覚性記憶に問題がある場合は運動感覚に問題がないかを確認することを目的とした。運動覚性記憶は運動覚性書字再生、音読課題で測り、文字の中にまとまりを見つける能力はまとまりを見つける課題を作成し、読み書き困難児と定形発達児に実施し比較した。運動感覚は手の関節位置覚を再現法にて評価し、先行研究で得られた値と比較した。その結果、読み書き困難児に運動覚性記憶の形成に問題がある者が多く運動感覚が不良であること、まとまりを見つける能力が書きに影響していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
読み書き障害児の書きの困難さに関する研究は極めて少ない。書きには運筆するという運動が絡むにもかかわらず、読み書き障害児の運動覚に関して明らかとなっていることは少なく、運動覚(位置覚)の定形発達などの基礎データもない状態であった。読み書き困難児に運動覚性記憶の形成に問題がある者が多く運動感覚が不良であることが研究成果として得られたため、健診などで運動面のみでなく感覚面の評価を取り入れ、早期から感覚統合などのハビリテーションに取り組み、運筆の学習にスムーズに移行できればよいと考える。
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