研究課題/領域番号 |
15K04572
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
瀬戸 淳子 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 教授 (70438985)
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研究分担者 |
秦野 悦子 白百合女子大学, 人間総合学部, 教授 (50114921)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | コミュニケーション能力 / 幼児期 / 発達評価 / ナラティブスキル / 質問応答スキル / 言語知識との関係 / 発達評価指標 / 文復唱能力 / 日常経験の説明 / ストーリーナラティブ / 選択理由の説明 / 発達指標 / スクリプト知識 / ナラティブ |
研究成果の概要 |
本研究では、幼児期のコミュニケーション能力を捉えるために報告者らが作成した課題の有効性を検討するために、4~6歳児の調査資料を分析した。各課題において、コミュニケーションスキルの発達評価に有効と思われる指標を抽出し、各スキルの発達の様相を示した。コミュニケーション能力は特に5歳後半から6歳台にかけて急速に発達する傾向が示された。この研究で評価されたスキルは、語彙などの言語の基礎能力とは別の能力であることが示され、作成した課題はコミュニケーションに問題を抱える子どもの発達評価法として一定の有効性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コミュニケーションの問題を早期に特定することは、コミュニケーションに障害のある子どもの支援にとって重要である。しかし、現在、幼児期のコミュニケーション能力の発達のプロセスや評価の方法論については、十分に研究が進んでいない。本研究は、既存の言語検査で評価される語彙や統語能力などとは異なる、質問に対する応答やナラティブなど、幼児期後期に発達するコミュニケーション能力の発達の様相とそれを評価する方法論を示した点で、学術的意義、社会的意義がある。
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