研究課題
基盤研究(C)
固液界面のナノ・メゾスケール領域の水の構造を評価するために、近赤外領域における温度可変全反射分光装置を構築し、界面100から900 nm領域の分光測定を可能にした。水の全反射近赤外スペクトルは、およそ300 nm以下の領域で水の密度の上昇を示唆する変化を示した。また、同領域のスペクトル成分分析から、バルク水と比較して、界面では4つの水素結合を有した水分子が相対的に多く存在し、それと同時に、単分子(水素結合をしていない水分子)も多く存在していることが明らかとなった。さらに温度摂動に対しては、バルク水と比較して、水素結合構造が破壊されにくいことも判明した。
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 謝辞記載あり 3件)
The Journal of Physical Chemistry B
巻: 121 号: 19 ページ: 5133-5141
10.1021/acs.jpcb.7b01824
Talanta
巻: 147 ページ: 342-350
10.1016/j.talanta.2015.09.071
Colloids and Surfaces B: Biointerfaces
巻: 135 ページ: 267-273
10.1016/j.colsurfb.2015.07.072
Langmuir
巻: 31 号: 39 ページ: 10881-10887
10.1021/acs.langmuir.5b02829