研究課題
基盤研究(C)
本研究では,将来の水素エネルギー社会に向けた安全性確保のために,水素濃度を広範囲で高感度・高速で検知できるパラジウム膜上共鳴格子型光学式センサの開発に向けて研究を行った.高速に検知するために分光器を用いて共鳴波長シフトを0.1秒で測定した.水素濃度が1%から4%において最も感度が高く,既報のセンサより高くなった.水素濃度分解能にすると0.13%となった.また,高感度・高速検知のための位相差測定法として,ラジアル偏光とカメラを用いた方法とグースヘンシェンシフトというビームの位置ズレを測定する方法について検討した.水素の測定にはいたらなかったが,高感度化・高精度化できる可能性を示した.
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