研究課題/領域番号 |
15K04758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
松浦 真也 愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 教授 (70334258)
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研究分担者 |
多田羅 景太 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助教 (00504250)
齋藤 邦彦 滋賀大学, データサイエンス学部, 教授 (00195984)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 数理曲線 / 数理曲面 / プロダクトデザイン / 北欧デザイン / ラメ曲線 / ギーリス曲線 |
研究成果の概要 |
北欧ではラメ曲線(別名:スーパー楕円)がデザインに用いられてきた。20世紀末にベルギーの植物学者Johan Gielisは、ラメ曲線を拡張したギーリス曲線を提案した。本研究では第一に、ギーリス曲線等の幾何学的特徴を、数学的に調べた。具体的には、ギーリス曲線のパラメータの値と幾何学的形状の関係や極限曲線に関する定理を導いた。また、人間の感覚と幾何学的特徴との関係を、人間工学的手法により調査しモデル化した。例えば、数学的に定義される曲率と、人間が感じるカーブのきつさとの間の関係を導いた。その上で、これらの解析結果を元に、デザイン開発を支援する計算機ソフトを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したような数理曲線・曲面を用いてデザイン開発を支援する計算機ソフトを用いれば、プロのデザイナーでなくても、誰でも手軽に自分の好みのデザインを作成できるようになる。モノづくりの世界では、個人の好みに応える多品種少量生産の時代へと、ハード面での技術革新が進んでいる。本研究は、それをソフト面で後押しするものである。 また、近年、第4次産業革命の到来で、急速に技術革新の進んでいるデータサイエンス、特にAIの技術と組み合わせれば、自分のデザイン的な嗜好をAIが分析してくれて、好みに応じたデザインを自動的に生成してくれるところまで行ってくれるようにできると思われる。
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