研究課題/領域番号 |
15K05019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福来 正孝 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 上級科学研究員 (40100820)
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研究分担者 |
鈴木 尚孝 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任助教 (20722804)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | near infrared / AB magnitude / zero point / black-body stars / AB magnitude zero point / black body stars / cosmic dust / heavy metal abundance / Mg II clouds / galactic winds / DLA |
研究成果の概要 |
SDSSのquasar候補と見做されたサンプルの中に吸収線を全く示さず、黒軆輻射的なスペクトルを示す天軆を見つけ、是を動機としてSDSSの全スペクトル型録より同種の天軆を捜集した。その結果80萬個中17ヶの類似天軆を見出しこれを黒軆星と呼んだ。其後、GAIAより近傍星の型録が出版され、是等の天軆は70ー220pcに位置する白色矮星であることを確認した。更にhelium大気の計算を援用し有効温度が7000ー12000Kの間であれば、凡る見地から黒軆星はDB型の白色矮星と考へて矛盾しない。是等の星は赤外領域を含む全波長領域で光束のcgs系での標準値を與へる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
赤外領域での光束のcgs系での標準値は実験室での光束標準の測定がない故,存在しない。我々の與へた黒色輻射星は赤外を含む全波長領域での標準星として利用出来る筈である。尚、天軆物理學の知見には世俗的な利用価値のあるものはない。
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