研究課題
基盤研究(C)
太陽の磁気活動の駆動機構の研究のため、スペクトル線の偏光観測のデータから太陽表面の磁場を導出する新しい手法を開発した。この手法では、1ピクセル内の磁場分布を、強い磁束管と、弱いがゼロでない背景磁場(これは背景磁場をゼロとする従来理論の拡張)からなるとした。国立天文台の磁場観測データおよび「ひので」のデータを用い、黒点周辺(活動領域)の磁気ヘリシティを解析した。ダイナモ理論の枠組みでは、いわゆるα効果(対流が磁場をよじる効果)が重要であるが、ヘリシティの統計分布からは、磁場が太陽の対流層の底で増幅され浮上する途中で、たかだか1個の対流渦と相互作用してよじれを得ている、という描像が得られた。
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すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 3件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 備考 (2件)
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