研究課題/領域番号 |
15K05052
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
細谷 裕 大阪大学, 理学研究科, 招へい研究員 (50324744)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 素粒子論 / ゲージ理論 / 余剰次元 / 細谷機構 / 対称性の自発的破れ / ゲージヒッグス統合 / 大統一理論 |
研究成果の概要 |
力の統合は大きなゲージ対称性を意味するが、同時に低エネルギーに実現する多様な力の形態は、この大きなゲージ対称性が自発的に小さなゲージ対称性に破れる事によって成し遂げられる。素粒子の標準理論ではヒッグス機構により対称性が破られる。本研究では、ヒッグス機構に代わって細谷機構により力学的にゲージ対称性が自発的に破れるゲージヒッグス統合理論を構築した。4次元でみるヒッグス場は、ゲージ場の5次元目成分として出現する。時空の5次元目は高エネルギー加速器(LHC, ILC)で観測できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
力の統合と対称性の自発的破れは表裏一体の関係にある。素粒子の標準理論ではヒッグス機構により対称性が破られる。本研究では、ヒッグス機構に代わって細谷機構により力学的にゲージ対称性が自発的に破れるゲージヒッグス統合理論を構築した。我々の時空は4次元ではなく、5次元目の空間があるとする。細谷機構は高次元空間のゲージ理論における量子効果でゲージ対称性が自発的に破れる。ヒッグスボゾンはゲージ場の一部となる。5次元目の存在を近い将来、高エネルギー加速器(LHC, ILC)で観測できることを示した。
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