研究課題/領域番号 |
15K05054
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山口 哲 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (90570672)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 場の理論 / 対称性 / アノマリー / 指数定理 / 弦理論 / 共形場理論 / 境界 / 欠陥 / 超対称性 |
研究成果の概要 |
曲がった背景や境界、defectの入った場の理論に関して研究を行い、そのような場の理論に関する性質を理解した。defectの入った共形場理論に最近開発された新しい手法を適用し、その手法がdefectがある場合においても有用だということを示した。境界のある空間に関する数学であるAPS指数定理の研究も行い、数学としても意味がある新たな定理を証明した。さらに、それらから得た知見を応用し、強結合のゲージ理論の解析を行い、これまで知られていなかった新しいエキゾチックな相を発見した。また、最近のホット・トピックであるフラクトンの研究も行い、様々な成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の世界は、どのような法則で記述されるのか、というのが物理学が問いかけてきた疑問です。素粒子の理論を記述するための「場の理論」や重力を含む「超弦理論」は、そのような理論であると考えられています。しかし、これらの理論はその大部分が完全には解けません。したがって、これらが本当に我々の世界を記述しているか確かめるためには、解けないものの性質をなんとかして調べる必要があるわけです。我々の研究は、その手法として曲がった時空や境界、defectなどを考えるという手段を用いて調べました。成果として、解析に必要な数学の定理を発見したり、従来の方法では分からなかったような場の理論の性質が分かったりしました。
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