研究課題/領域番号 |
15K05061
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
川村 浩之 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30415137)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 摂動論的QCD / B中間子 / QCD因子化 / 光円錐波動関数 / Bファクトリー |
研究成果の概要 |
B中間子の稀崩壊に対するQCD因子化公式に現れる非摂動関数である光円錐波動関数の性質を調べた。重クォーク有効理論で定義されるB中間子の光円錐波動関数と対応する静的波動関数の高運動量極限の関係を明らかにし、両者のマッチング係数をQCDのツリー近似と1ループ近似で求めた。これらを用いてB中間子の光円錐波動関数を格子シミュレーションによって第一原理から計算する可能性を議論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
B中間子のエクスクルーシブ崩壊率を理論的に計算し、Bファクトリーなどで観測されるデータと比較することが新物理の発見に有効と考えられている。そこで現れるB中間子の光円錐波動関数はこれまでのモデルによる評価しかなされておらず不定性が大きい。本研究はこの波動関数を求める新しいアプローチの可能性を探索するものである。
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