研究課題/領域番号 |
15K05062
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
林 青司 東京女子大学, 現代教養学部, 研究員 (80201870)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 標準模型を超える理論 / 階層性問題 / ゲージ・ヒッグス統一理論 / ヒッグス粒子 / 標準模型の階層性問題 / フェルミオン質量の階層性 / 磁気単極子 / インスタントン / ニュートリノのマヨラナ質量 / ヒッグスの崩壊モード / ヒッグス質量 |
研究成果の概要 |
素粒子の標準模型は非常に成功した理論ではあるが、未解決な問題をいくつか持っており、これらを解決する「標準模型をこえる理論」の構築が急務である。 この課題研究では、こうした新理論の魅力的な候補として、ゲージ・ヒッグス統一理論に注目した。この理論ではヒッグス粒子は、高次元の世界で力を媒介するゲージボソンの一部と見なされる。この研究では、こうしたヒッグスの起源に起因する、理論特有のヒッグス質量やヒッグス崩壊の仕方に関する特徴的な予言を導出すると共に、大きな謎であるフェルミオン質量の階層的な構造を説明する試みなどを行った。 更に、この理論の位相的特性に関わるトピックスについても研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この課題研究の成果は、素粒子理論の分野におけるものである。素粒子論の研究は、物質を構成する最も基本的な粒子である素粒子の諸性質を研究するもので、最もミクロな世界を理解することにより、この世界での諸々の現象を最も基礎的なレベルで説明しようとする研究であるが、一方で、非常にマクロな世界である我々の宇宙の起源や、その進化の歴史に関しても、素粒子理論の研究は本質的に重要な役割を演ずることが知られている。 こうした基礎科学の研究は、一見我々の日常生活とは無縁であるようにも思えるが、本来応用を意図していない基礎研究が結果的に日常生活を大きく変容させる可能性がある事は、歴史が示す通りである。
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