研究課題/領域番号 |
15K05084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
高橋 智 佐賀大学, 理工学部, 准教授 (60432960)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 初期宇宙 / 精密宇宙観測 / 密度揺らぎ / 重力波 / 複数場インフレーションモデル / インフレーション / 原始密度揺らぎ / 小スケールの揺らぎ / 初期密度揺らぎ / 宇宙背景放射 |
研究成果の概要 |
近年の宇宙観測の発展により、現在の宇宙の構成要素や宇宙の構造の起源となる原始密度揺らぎの性質が明らかにされてきている。しかしながら、宇宙初期に起こったと考えられているインフレーション、および、その後の初期宇宙の進化についての理解はまだまだ不十分である。本研究では、今後発展が期待される小スケールの密度揺らぎ、および、重力波の観測などを用いて、どのようにして初期宇宙進化、および、密度揺らぎの起源を解明できるかという観点で研究を行った。そして、具体的な将来観測を想定した場合に、初期宇宙進化、および、密度揺らぎの起源のどのような側面が今後の宇宙観測で検証できるかについて多くの知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、初期宇宙の研究ではこれまであまり考えられていなかった観測(量)についても、初期宇宙進化、および、密度揺らぎの起源モデルの検証に有用であることを、具体的に幾つかのモデルにおける理論予言の解析も行いつつ示した。この点は本研究の意義深い点の一つである。 初期宇宙進化、密度揺らぎの起源を探る研究は、究極的には宇宙誕生の謎に迫る架け橋となる研究であり、究極的な根源知を追求するもので、人類の文化の蓄積に資するものと考えている。この点が本研究の社会的意義である。
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