研究課題/領域番号 |
15K05086
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
宮本 雲平 秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 准教授 (70386621)
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研究協力者 |
原田 知広
木下 俊一郎
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ワームホール / 動的カシミール効果 / 粒子生成 / 一般相対論 / 曲がった時空での場の量子論 / 場の量子論 / 相対論 / 超伝導回路 / タイムマシン / 時間順序保護仮説 / 動的カシミア効果 |
研究成果の概要 |
ワームホールと呼ばれる時空構造は因果律の破れなど物理学にとって深刻な問題を引き起こす。したがって、ワームホール形成を阻止するメカニズムが宇宙に内存していることが期待されるが、そのようなメカニズムで決定的なものは知られていない。本研究では、宇宙においてワームホールが形成されそうになると、爆発的な粒子生成が起こり、その反動でワームホール形成が妨げられることを簡単なモデルを用いて示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の重力波観測やブラックホールの直接撮影に象徴されるように、一般相対論の研究は理論と観測が両輪となって進む精密科学への転換期を迎えている。そのような時期に、ワームホールというエキゾチックでありながら一般相対論において重要な位置を占める対象について、その性質(量子論的不安定性)を明らかにできたことは学術的意義が大きい。また、SFとも揶揄されかねない対象について、信頼できる枠組みで低エネルギー再現実験について論じた本研究は、青少年の科学的興味を刺激し、基礎科学と科学技術の融合を推進するという点で社会的意義も大きいと言える。
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