研究課題/領域番号 |
15K05120
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
青野 友祐 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (20322662)
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研究分担者 |
小峰 啓史 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 准教授 (90361287)
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研究協力者 |
長谷川 靖洋
村田 正行
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 熱電効果 / 量子微細構造 / 界面効果 |
研究成果の概要 |
良好な熱電材料として知られるビスマス系化合物の表面においては、ディラック電子系が実現している。このディラック電子系に対して、熱電効率を向上させると期待されている量子閉じ込め構造における電子状態と熱電特性の解析を行った。ディラック電子系中の量子ドット構造においては、ドット内に鋭い状態密度が現れ、優れた熱電特性が得られることがわかった。ビスマス薄膜の表面状態を記述する数値モデルを提案し、実験結果をよく説明できることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ディラック電子系の電子状態については、さまざまな研究が進められているが、量子閉じ込め効果に焦点を当てた研究となっている。近年の行われてきた表面電子状態の実験を説明できるモデルを提案できた。熱を電気に変える熱電効果は、さまざまな工業製品からの排熱の再利用の観点から、多くの研究が進められている。本研究は、良好な熱電材料としているビスマス系材料の量子閉じ込め効果による熱電効果向上に関する研究となっている。
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