研究課題/領域番号 |
15K05155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
小田 研 北海道大学, 理学研究院, 教授 (70204211)
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研究分担者 |
黒澤 徹 北海道大学, 理学研究院, 助教 (10615420)
吉田 紘行 北海道大学, 理学研究院, 助教 (30566758)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 高温超伝導 / pseudogap / 超伝導ギャップ / 反強磁性結合 / 電子系超格子 / 不純物効果 / 銅酸化物 / 強相関電子系 / 準粒子束縛状態 / 超格子構造 / エネルギーギャップ |
研究成果の概要 |
本研究では、銅酸化物における高温超伝導の発現機構や擬ギャップ現象の起源と反強磁性相互作用との関わりに関する知見を得ることを目的として、Bi系銅酸化物の純粋な試料および少量のNiをCuサイトに添加した試料において低温(T<<Tc)でSTM/STS実験を行うと共に、ARPES実験を試みた。その結果、磁性不純物Niの方が非磁性不純物Znに比べて超伝導抑制効果が弱いという“超伝導に対する特異な不純物効果”がCuスピン間の反強磁性結合に対する不純物効果として説明できることが明らかになった。また、高温超伝導を齎すペアリングの機構に反強磁性相互作用が深く関わっていることを強く支持する結果が得られた。
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