研究課題/領域番号 |
15K05167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小林 義明 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (60262846)
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研究分担者 |
伊藤 正行 名古屋大学, 理学研究科, 教授 (90176363)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ネマチック状態 / 鉄系超伝導体 / 軌道秩序 / 核磁気共鳴 / 電場勾配 / ナイトシフト / 磁気ゆらぎ / 電荷ゆらぎ / 電子ネマチック状態 / 斜方晶歪 / 電気四重極周波数 / 電荷分布 / 強相関電子系 / 超伝導 / X線回折 / 中性子散乱 / 局所対称性の破れ / 鉄面内異方性 |
研究成果の概要 |
鉄系超伝導体Ba(Fe1-xCox)2As2、NaFeAs、LiFeAsに対して、75As核の核磁気共鳴NMRより、ネマチックゆらぎを調べた。As核の電場勾配のFe面内異方性etaの温度変化やx依存性から、ラマン散乱から得られる電気ネマチックゆらぎをモニターできることがわかった。キュリーワイス的温度変化を示すetaのワイス温度T_etaは、ゼロでないネマチック秩序をもつx<0.05の時、おおよそ~Ts-50 (K)の値を取る。T_etaは、ラマン散乱の結果と同様にCo濃度x ~0.055で、x>0.055では、Tetaは負を取り、反強的な軌道ゆらぎや秩序が存在すること示すことがわかった。
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