研究課題/領域番号 |
15K05172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
東谷 誠二 広島大学, 先進理工系科学研究科(総), 教授 (70304368)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 奇周波数クーパー対 / アンドレーエフ束縛状態 / 超伝導 / 超流動 / 表面効果 / サイズ効果 / 時間反転対称性の破れ / 自発表面電流 / カイラル超伝導 / 表面束縛状態 / エッジ流 / 奇周波数クーパーペア / 表面電流 / 銅酸化物高温超伝導体 / アンドレーエフ表面束縛状態 / 表面散乱効果 / 時間反転対称性 / 超伝導薄膜 / 異方的超伝導 |
研究成果の概要 |
超伝導状態は,一般に,偶周波数状態と奇周波数状態に大別される.後者の超伝導状態を担うクーパー対は,同時刻相関をもたないという特殊な性質をもつ.本研究は,偶周波数と奇周波数クーパー対が共存する超伝導系の物理に関する基礎研究である.本研究によって,超伝導薄膜等に見られる共存状態において安定化する,自発電流を伴う新奇超伝導状態に対する表面散乱の効果やフェルミ面の形状効果に関する新たな知見が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薄膜や細線などの制限空間で実現する超伝導状態では,表面の存在が系全体の物性を決める重要な要素となる.しかしながら,超伝導体の表面効果を議論した従来の理論の多くは,数学的な複雑さを避けるため,鏡面的な(ラフネスのない完全に平坦な)表面を仮定している.本研究では,表面のラフネスによる散漫的な電子散乱が超伝導に及ぼす影響を詳しく調べた.このような基礎研究は,今後の超伝導デバイス等の研究開発に資するものであり,応用上も重要である.
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