研究課題/領域番号 |
15K05183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
平島 大 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (20208820)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 超伝導集団励起 / ヒッグスモード / 奇数振動数対 / 流体力学的領域 / 強結合超伝導 / 準1次元超流動 / 位相スリップ / 振幅モード / 低次元超流動 / 超伝導 / 集団励起 / 奇振動数対 / 強結合 / 準1次元系 |
研究成果の概要 |
さまざまな振動数依存性に着目して、超伝導状態における集団励起運動の研究を行った。まず、時間に関して奇対称の超伝導状態の安定性について研究した。バルクにおいては、安定な解は見出されなかった。弱結合および強結合超伝導体における振幅モードと外部プローブの結合の可能性について検討したが、これまでのところ結合の可能性は見出されていない。一般的な議論から、非保存量に着目する必要があることが結論される。 準1次元量子ハードコアボソン系の超流動密度を、量子モンテカルロ法を用いて計算した。古典系と同じく、位相スリップの抑制によって、1次元的極限においても有限温度で有限の超流動密度が得られることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超伝導や超流動はきわめて基本的な量子多体現象である。素粒子物理学におけるヒッグス粒子の発見とも深く関連しているように、物理学における基本的な問題として、研究を進める意義の深い問題である。本研究では必ずしも肯定的な成果は十分に得られなかったが、今後の研究の方向について重要な示唆が得られた。今後の基礎学理として超伝導、超流動研究に資するものである。
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