研究課題/領域番号 |
15K05204
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
出口 哲生 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (70227544)
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連携研究者 |
佐藤 純 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (10735723)
工藤 和恵 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (30505574)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 可積分量子系 / 孤立量子系 / 量子ダイナミクス / ベーテ仮設 / ダークソリトン / 非平衡 / 量子多体系 / 可積分系 / ダイナミクス / 緩和 / 量子クエンチ / 1次元ボース気体 / 量子XXX鎖 / 量子ハイゼンベルグ鎖 / 局所磁化 / 時間発展 / 非平衡系 |
研究成果の概要 |
最近、冷却原子系の実験で孤立量子系の緩和的振る舞いが観察され、局所物理量の期待値は、一般の系では小正準分布へ熱化し、可積分系では一般化ギブス分布へ平衡化すると予想されている。本研究では可積分量子系の様々な非平衡ダイナミクスを研究した。1次元ボース気体(Lieb-Liniger 模型)で、1ホール状態を重ね合わせた状態は弱結合の場合、密度プロファイルが古典ダークソリトンと完全に一致し、時間発展でもある時間まで一致した。この状態を量子ソリトン状態とよぶことができる。量子ハイゼンベルク鎖で、スピノン状態を重ね合わせて磁化の局在状態を実現して時間発展を観察した結果、時間変数のべきでゆっくり減衰した。
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