研究課題/領域番号 |
15K05209
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松田 和博 京都大学, 理学研究科, 准教授 (50362447)
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研究協力者 |
平岡 望 台湾NSRRC, SPring-8 Office, Assistant Scientist (30795779)
萩谷 透 京都大学, 理学研究科
乾 雅祝 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (40213136)
梶原 行夫 広島大学, 総合科学研究科, 助教 (20402654)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 液体金属 / 非弾性散乱 / 電子状態 |
研究成果の概要 |
液体金属中の価電子ダイナミクスを明らかにするため、非弾性X線散乱測定を用いて、アルカリ金属液体中のプラズモン挙動を調べた。流体密度低下に伴い励起エネルギーは低下し、電子ガスモデル予測と符合したが、実験的に観測された励起エネルギーは、高密度側で低い値を示した。この差は、電子-イオン相互作用を通じ、イオン系の構造が与える影響によるものであることが判明した。溶融状態でも、電子集団運動に対してイオン系の構造が重要な役割を担うことが示された。さらに、液体金属中の価電子状態に関する知見を得るため、非弾性X線散乱手法を精密化し、散乱スペクトルから実空間・実時間における電子応答関数を構成する試みを実施した。
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