研究課題/領域番号 |
15K05232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子・分子・量子エレクトロニクス
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
菅 誠一郎 兵庫県立大学, 工学研究科, 教授 (40206389)
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研究協力者 |
山田 拓人
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 量子シミュレータ / 3成分斥力フェルミ原子 / 光格子 / 斥力誘起s波超流動 / キタエフスピン液体 / マヨラナフェルミ粒子 / 3成分斥力冷却原子 / 蜂の巣格子 / 蜂の巣光格子 / キタエフ・ハイゼンベルグモデル / 量子シミュレーション / 拡張s波超流動 / クーパーペア対称性の制御 |
研究成果の概要 |
光格子中の3成分斥力フェルミ原子系が示す超流動のクーパーペア対称性を調べ、3種類の斥力の2種類が他より強い(弱い)場合は拡張s波(d_{x2-y2}波)が現れる事を明らかにした。この結果は、光格子中の3成分6Li原子系は超流動クーパーペア対称性を制御可能な量子シミュレータである事を示唆する。また、U系化合物におけるs波超伝導の起源を解明する上で重要である。次に蜂の巣格子上のキタエフ・ハイゼンベルグモデルを調べ、キタエフスピン液体相近傍の磁気秩序相ではマヨラナ粒子に起因した非自明な振る舞いが現れる事を示した。更に候補物質RuCl3の有効モデルを提案し、未解明の実験結果を定性的・定量的に説明した。
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