研究課題
基盤研究(C)
孤立分子から固体まで広範な分子凝集系に適用可能な、量子分子動力学法と呼べる新手法を開発した。本手法では、フェルミオンとして電子ガウス波束を扱うことでパウリの排他律を取り入れており、モデルポテンシャルや経験的パラメータの導入が一切不要となった。本手法を用いて、10K以下の過冷却水素では超流動の前兆現象と思われる水素核の異常な量子性が顕在化することを予言した。また、水素凝集系で初めて非平衡熱伝導状態を実現し、拡散運動の低下など分子間ダイナミクスの抑制と、H-H振動スペクトル強度の増幅など分子内ダイナミクスの活性化が、熱流のみによって引き起こされる「動的秩序化」と呼べる現象が発生することを報告した。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 3件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 8件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 3件、 招待講演 6件) 備考 (3件)
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