研究課題/領域番号 |
15K05392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中野 晴之 九州大学, 理学研究院, 教授 (90251363)
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研究協力者 |
吉田 紀生
渡邉 祥弘
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 理論化学 / 擬縮退系 / 多配置電子状態理論 / 液体の積分方程式理論 / 相対論的電子状態理論 / シミュレーション手法 |
研究成果の概要 |
溶液内擬縮退系の化学現象を解明する手法を提供するため,大規模分子の複雑な電子状態計算を念頭に置いた多配置理論の開発,溶液内擬縮退系のための積分方程式理論の開発を行い,これらを総合して用いることにより,生体系や金属系などの溶液中の化学現象に適用した。主な項目は,多参照摂動法の効率的な近似形式,擬縮退摂動論に基づく相対論2成分法の定式化,水溶液中の銅水和錯体の配位構造と励起スペクトル,混合液中のブルッカーメロシアニンのソルバトクロミズムと選択的溶媒和,単糖類とカルボキシベンゼンボロン酸の錯体形成,CBM36の炭水化物結合のイオン依存性,プルシアンブルーナノ粒子のサイズ依存吸着サイト等である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
溶液内化学過程を分子論的に取り扱う基本的な手法を与えるとともに,触媒化学,生物化学,生物物理など,工業・医療・創薬等を支える基礎的分野への知見を提供した。
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