研究課題/領域番号 |
15K05394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
安池 智一 放送大学, 教養学部, 准教授 (10419856)
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連携研究者 |
渡邊 一也 京都大学, 大学院理学研究科, 准教授 (30300718)
宮島 謙 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (20365456)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 電子状態理論 / クラスター / プラズモン / 共鳴ラマン散乱 / 表面光化学 / 共鳴ラマン / 遷移密度分布 / その場観察 / クラスター触媒 / その場観測 / 近接場 |
研究成果の概要 |
プラズモン物質のクラスターと分子の複合系に対するプラズモン共鳴ラマン散乱スペクトルの計算を行い,増強度の評価を行った。理論的な解析の結果,増強度は分子振動に伴って変化する遷移密度分布が双極型であるかどうかによって決まることが明らかとなった。この結果に基づいて,(i) 原子やクラスターで修飾したチップによるTERSイメージングによってモードに依存した像が得られ,分子配向の情報を抽出できること,(ii) 遷移金属クラスターを舞台に起こる化学反応について,その舞台であるクラスターの吸収に共鳴した入射光を用いた増強ラマンスペクトルによって,反応の“その場観測”が可能であることを示した。
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