研究課題/領域番号 |
15K05404
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
|
研究機関 | 大阪大学 (2016-2017) 国立研究開発法人理化学研究所 (2015) |
研究代表者 |
鈴木 晴 大阪大学, 理学研究科, 招へい研究員 (50633559)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | リチウムイオン内包フラーレン / 水分子内包フラーレン / テラヘルツ分光法 / 熱容量 / 原子・分子内包フラーレン / 回転運動 / 低温熱容量 / THz分光 / 赤外分光 / 相転移 / 量子回転 / リチウムイオンの回転 / リチウムイオンの振動 |
研究成果の概要 |
本研究では,局所的に分子が動きやすい「ゆるく分子が束縛されたシステム」における分子運動と相挙動の関係をTHz分光測定および熱容量測定を用いて調べた.[Li+@C60](PF6-)結晶では,室温でLi+イオンがC60分子内部で周回運動すること,100 K以下でLi+イオンが2か所に局在化して振動運動をすること,20 K以下ではLi+イオンの位置が反強誘電的に長距離秩序化して相転移が誘起されることを確認した.一方,H2O@C60結晶では,H2O分子が10 K以下でも量子力学的に回転していることを明らかにした.
|