研究課題/領域番号 |
15K05452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 明治学院大学 (2016-2018) 大阪大学 (2015) |
研究代表者 |
井頭 麻子 明治学院大学, 法学部, 准教授 (20379275)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 超分子化学 / 金属錯体化学 / イオン性固体 / 分子認識 / 合成化学 / 空孔 / 気体吸着 / 水素結合 |
研究成果の概要 |
本研究では、カチオン性およびアニオン性金属錯体から構成されるイオン性金属錯体の創製および機能性を探索することを目的とした。分子構造に水素結合ドナー(ビグアニド部位)およびアクセプター(カルボキシ基)を導入して強固な水素結合ネットワーク構造を有する低密度な金属錯体を合成し、構造変換やキラル認識について調査するとともに、疎水基の導入によって構造を制御し、柔軟な配位結合を利用した構造変換や、疎水性ポケットを利用した分子認識挙動について明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、水素結合等の弱い分子間相互作用を利用して超分子構造を構築する方法として、単純な構造をもつ無機アニオンを鋳型とする方法が用いられてきた。本研究では、対イオンとして無機アニオンにとどまらず、金属錯体を用いてイオン性金属多核錯体を合成し、機能性開発を目指した。金属錯体の構造や物性の多様性と、柔軟な分子間相互作用に基づく、新奇な機能性発現の可能性を秘めており、その合成戦略の確立は、超分子化学の発展に大きく寄与するものである。
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