研究課題/領域番号 |
15K05460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
石井 洋一 中央大学, 理工学部, 教授 (40193263)
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研究分担者 |
小玉 晋太朗 中央大学, 理工学部, 助教 (30612189)
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連携研究者 |
鷹野 景子 お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 教授 (00143701)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | カリックスアレーン / イリジウム / ロジウム / CH結合活性化 / Cp*配位子 / ハプテシティ変化 / πアリル錯体 / カルベン錯体 / N-ヘテロサイクリックカルベン / C-H結合活性化 / ピラーアレーン / ハプティシティ変化 / 配位子置換 / イソシアニド |
研究成果の概要 |
安定なκ3-O,C,O三座配位型カリックス[4]アレーンの錯体である[Cp*Ir{(C6H2tBu)4(CH)(CH2)3(O)(OH)3}] (M = Ir, Rh)の合成に初めて成功した。このうち、Ir錯体では2等量のXyNCとの反応によりCp*配位子がη5からη1へと変化し、(η1-Cp*)Ir(CNXy)2錯体を与えた。さらにもう1等量のイソシアニドを反応させるとCp*Hの解離が進行した。このようなCp*の環スリップは極めて珍しく、本反応系は4-10族遷移金属からのCp*の段階的解離を直接観測できた最初の例である。OH基の柔軟な配位がこの特異な挙動を促進していると考えられる。
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