研究課題/領域番号 |
15K05469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
飯村 兼一 宇都宮大学, 工学部, 教授 (10272220)
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研究協力者 |
奈須野 恵理
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 超薄膜 / 表面・界面物性 / 自己組織化 / 表面ゾルゲル反応 / 粒子膜 / ウエットエッチング |
研究成果の概要 |
混合展開単分子膜におけるミクロ相分離構造を利用して表面水酸基を持つ固体基板表面上に作製した表面水酸基領域を二次元鋳型として、アミノ基末端有機シランの吸着と自己組織化により垂直成長構造体(VGS)が形成される。本研究では、膜物質の組み合わせに依存したミクロ相分離構造と分子充填構造の相間の解明、粒子膜を用いたVGSホールおよびピラーアレイの構築、VGS表面の吸着細胞の形態制御、金ナノ粒子のVGS表面上への位置選択的吸着と形態制御、VGSと高分子薄膜を利用した表面構造形成、VGSをマスクとして応用した化学エッチングによる表面構造体の形成などを実現し、VGSを用いた界面化学の発展性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
単分子膜における二次元構造を利用して、固体基板上に孤立した表面水酸基領域を作り出し、その領域を反応場としたアミノ基末端有機シラン分子の吸着と自己組織化によって、領域の形を断面として維持したまま三次元成長構造体(VGS)を自発的に形成させる技術は学術的に新規性が高く、本研究から得られたVGSの面内外の構造制御の原理や手法、ならびにVGSを利用した表面修飾・加工技術や発展性に関する知見は、自己組織化プロセスによる新規な表面構造体構築法の学術的基盤の構築と界面化学の発展に寄与する。
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