研究課題/領域番号 |
15K05483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
藤原 秀紀 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70290898)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 分子性伝導体 / 伝導性 / 磁性 / 安定有機ラジカル / TTF / 光機能性 / X線構造解析 / X線結晶構造解析 |
研究成果の概要 |
磁場や光照射などの外部刺激に対し高い応答性を示す機能性物質の開発を目指し、各種安定有機ラジカルをTTF誘導体に置換した複合ドナー分子を開発し、その分子構造・結晶構造と磁気的性質を明らかにした。また、各分子の光機能性についても検討し、分子内電荷分離状態形成に伴う光電変換機能性を示すことを明らかにした。さらに、各ドナー分子を用いた、各種磁性遷移金属アニオンとのカチオンラジカル塩を作製し、その結晶構造と伝導性・磁性について検討し、安定有機ラジカル、磁性遷移金属dスピン、π電子間の磁気的相互作用および、磁気的性質の起源について解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外部刺激に対して高い応答性を示す機能性物質では伝導性や磁性、光機能性などが高速に変化するため、敏感かつ高速に駆動可能な新しい分子性電子デバイス材料開発へと展開できると考えられる。本研究では、そのような分子性材料の開拓に繋がる、安定有機ラジカル部位を分子内に有する複合型ドナー分子の開発に成功している。また、得られた伝導性錯体では各種のスピンが同一結晶内に共存し、互いに強く相互作用しているため、磁場印加によって伝導性が大きく変化する磁性伝導体の開発に繋がる重要な知見が得られたと考えられる。
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