研究課題
基盤研究(C)
右巻きらせん構造を有するポリ(キノキサリン-2,3-ジイル)の側鎖に配位性のホスフィン部位を導入した(P)-PQXphosを用いてNi触媒によるトリインの不斉[2+2+2]環化を行うことで、光学活性ヘリセンが高いエナンチオ選択性で得られた。本反応ではリン上の置換基によりエナンチオ選択性が逆転し、リン上にフェニル基を有する配位子を用いると(-)-ヘリセンが最高86%eeで得られたのに対し、リン上に4-エトキシフェニル基を有する配位子を用いると、(+)-ヘリセンが最高91%eeで得られた。得られた光学活性ヘリセンの単結晶X線構造解析を行い、円偏光二色性や円偏光性発光などの光学特性評価を行った。
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すべて 国際共同研究 (2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 4件) 備考 (3件)
http://www.sbchem.kyoto-u.ac.jp/suginome-lab/jp/
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