研究課題/領域番号 |
15K05501
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
竹中 和浩 大阪大学, 産業科学研究所, 特任准教授 (20423113)
|
研究協力者 |
モハンタ スーマン C.
澤田 和弥
野本 裕也
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | パラジウム触媒 / エノラート / 極性転換 / カルボニル化合物 / パラジウム |
研究成果の概要 |
カルボニル化合物を配位子として持つパラジウムエノラート錯体は、通常、求電子剤としか反応しない。本研究では、このパラジウムエノラート種の反応性を逆転させて求核剤を攻撃させる極性転換反応の開発に成功した。本プロセスでは、パラジウム触媒の特徴を活かし、炭素-炭素結合形成による環構築と系中で生成したパラジウムエノラート中間体への求核攻撃を連続して起こすことで、入手容易な原料から利用価値の高い多官能性カルボニル化合物が効率よく合成できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アミノ酸を代表とするカルボニル化合物は、医薬品や農薬など様々な製品に利用されている重要な化合物群である。本研究では、今までは進行しないと思われてきたプロセスが条件次第では達成できることを見出した。この成果を基にすれば、現代社会を支えるカルボニル化合物製品の開発において、反応剤の選択肢を大幅に広げるだけでなく新しい合成戦略の提案にも繋げられ、製造コストの削減や製造時の安全性向上といった改善が期待できる。
|