研究課題
基盤研究(C)
近年の有機合成化学の分野では、「ideal synthesis」を実現させるための画期的な合成戦略が求められている。このような観点から、私たちは連続メタセシス反応に着目し、高度に歪んでいるシクロブテンカルボン酸エステルからγ-ブテノリド骨格を構築する環転位メタセシス反応を開発した。本研究では、環転位メタセシス反応のさらなる応用を図るとともに、生合成を模倣した反応と組み合わせることで、より複雑な構造を有する天然物の合成研究を行った。その結果、クラビラクトンDの全合成および構造訂正を達成することができた。さらに、アクアトリドの生合成前駆体の合成にも成功した。
すべて 2018 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)
The Journal of Organic Chemistry
巻: 83 号: 13 ページ: 7060-7075
10.1021/acs.joc.7b03268
Chem. Eur. J.
巻: 23 号: 16 ページ: 3828-3831
10.1002/chem.201700483
有機合成化学協会誌
巻: 73 ページ: 1192-1199
130005120152