研究課題/領域番号 |
15K05505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
土本 晃久 明治大学, 理工学部, 専任教授 (80313716)
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研究協力者 |
松井 史也
池谷 慶彦
関根 大
鎌倉 大貴
澤津川 友暉
卯都木 裕一
杉浦 哲也
堀尾 慎
田邊 未希夫
谷 智弘
佐野 悠介
平高 遥
高橋 尚美
橋本 禎弘
米倉 恭平
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脱水素カップリング / ケイ素 / ホウ素 / 亜鉛 / アルキン / インドール / ピロール / アニリン / ルイス酸 / 複素環 / 反応機構 |
研究成果の概要 |
最終的には,一年間の研究期間延長をおこない,トータル4年間の研究期間を通して,以下の研究成果を挙げることができた。(1)亜鉛ルイス酸触媒による,インドール,ピロール,アニリン類の脱水素シリル化反応。(2)亜鉛ルイス酸触媒による,アルキンの脱水素ボリル化反応と生成物の合成的利用。(3)亜鉛-インジウムルイス酸複合触媒による,アルキンとビスヒドロシランの脱水素シリル化-環化の連続反応による gem-ジシリルアルケンの一段階合成。なお,(1)と(2)の研究成果については,国際学術雑誌に論文が掲載済みである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,インドール,ピロール,アニリン,アルキンといった,様々な有機化合物を,ケイ素化合物の H-Si 結合やホウ素化合物の H-B 結合と,脱水素カップリングさせる際に,世界で初めて,ルイス酸触媒を利用することに成功した。これまで,この種の反応には,高価で希少な後周期遷移金属からなる錯体が触媒に使われてきたが,研究代表者が実現した反応は,豊富な金属資源としての,安価な,亜鉛からなる金属塩を触媒に使うものであり,従来の反応とは一線を画すものである。この実現は,持続可能な科学技術の実現を目指す本国にとって,極めて意義深いものであり,本研究の実現による学術的意義や社会的意義は大きい。
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