研究課題/領域番号 |
15K05554
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
久保木 芳徳 北海道大学, 地球環境科学研究院, 名誉教授 (00014001)
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研究分担者 |
田中 俊逸 北海道大学, 地球環境科学研究院, 特任教授 (30142194)
戸倉 清一 北海道大学, 地球環境科学研究院, 名誉教授 (40000806)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | リン蛋白質 / チタン / 人工骨 / 人工歯根 / キチン / リン酸化キチン / チタン結合性蛋白質 / チタンと骨の結合 / 3次元マトリックス / チタン結合性骨造成蛋白質 / キチンのリン酸化 / リン酸化キチンのチタン結合性 / 骨中のリン蛋白 / インプラント蛋白質 / 骨とチタンの結合メカニズム / リン酸化セリン / チタン結合性蛋白 / チタン骨内定着 / 骨シアロ蛋白 / RGD細胞接着配列 / 人工関節 / 骨形成 / インプラント / 合成蛋白 |
研究成果の概要 |
チタンは、生きた骨と強く結合する故に、人工歯根や人工関節に用いられているが、その結合の詳細な機構は未解明であり、結合には月単位の長時間を要する欠点があった。私たちは骨中に存在するチタン結合性骨誘導蛋リン白質(TiBP)を発見し、骨とチタンの結合メカニズムを明らかにした。そこで、TiBPの代替品を追究した結果、リン酸化したキチンが、チタンに結合することがわかった。そこで、リン酸化キチンをチタンインプラントにコートして、ラットの頭蓋骨に埋植したところ、TiBPと同様に骨形成量が顕著に増大することが分かった。リン酸化したキチンは、TiBPの代替品として臨床的にきわめて応用価値が高いと結論した。
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