研究課題/領域番号 |
15K05626
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
向井 貞篤 京都大学, 工学研究科, 特定准教授 (30371735)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 非平衡開放系 / ゲル / マイクロ構造 / 超音波 / 音波 |
研究成果の概要 |
本研究では、機能的なゲル材料の構築を目指し、音響波を用いてゲルの内部構造を三次元的に制御することを試みた。対向する音波が干渉し定在波が生じると、周囲の媒体より固い物質は体積変化の少ない節に保持される。この原理を利用し、溶媒中のナノゲルが定在波の節の部分に周期的に配列した、三次元的な粗密構造を持つゲルを作製した。得られたゲルの物性評価として、原子間力顕微鏡による局所的な固さ測定と、乾燥状態からの膨潤挙動の観察を行った。さらに、細胞とナノゲルとのハイブリッドゲルを作製し、ゲル中における細胞の生存率や形態について評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハイドロゲルは、高い含水率と生体適合性から再生医療の足場材料として注目を集めており、その構造を3次元的に制御することへの要求が高まっている。 本研究では、音響波トラップによりハイドロゲル中に周期的なパターン構造を形成することに成功した。また細胞を音波により集積させることで、構造化された細胞-ゲルハイブリッドの形成にも成功した。この技術を発展させることにより、生体組織を模倣した細胞集積構造を形成させることができるようになると考えられる。
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