研究課題
基盤研究(C)
光反応型化合物として天然物であるフェルラ酸(FA)を用い、紫外線-A(UV-A)との併用殺菌機構を調べた。UV-A照射下においてFAは、グラム陰性・陽性菌に対して高い殺菌力を示した。同条件で脂質過酸化レベルは有意に上昇し、細胞損傷を表すPI蛍光レベルも上昇した。CTC反応による呼吸活性は、FAと接触させることにより無処理の細胞と比較して減少した。従って、FAは細胞表面に吸着後、UV-A照射下で酸化的破壊を引き起こすことが示唆された。ポリヒドロキシメチルメタクリレートを主鎖とするFA分岐ポリマーを合成した。その分子量を約15000とする化合物10は、遊離FAに匹敵する抗微生物活性を示した。
すべて 2018 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件)
LED総合フォーラム 2018 in 徳島 論文集
巻: なし ページ: 113-117
Lett. Appl. Microbiol.
巻: 64 号: 2 ページ: 96-102
10.1111/lam.12701
120006395585
LED総合フォーラム2016 in 徳島 論文集
巻: なし ページ: 145-150
Photochem. Photobiol.
巻: 91 号: 6 ページ: 1422-1428
10.1111/php.12507
Biocontrol Science
巻: 20 号: 4 ページ: 231-238
10.4265/bio.20.231
130005116287