研究課題
基盤研究(C)
2種の単分散シリカ微粒子の表面を、それぞれ異なる有機官能基を含む有機シランで修飾した。ただし有機官能基は相互に反応し、結合するように選択する。こうして調製した修飾シリカ粉末を室温で混合、固体反応を起こさせ、シリカ微粒子の交互重合を行った。20 nm-100 nmというシリカ微粒子の組合せでも均一に混合し、新しい細孔構造が出現した。未修飾粒子では同条件で得られた粉体は、それぞれのシリカの細孔構造の平均となった。これは新しいメソ細孔性物質の合成法という点からも、室温における固体反応という点からも新規性が高い。なお表面官能基に含まれるアミノ基は重金属イオンの吸着に活性であり、高い吸着容量を示した。
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Reactive and Functional Polymers
巻: 99 ページ: 9-16
10.1016/j.reactfunctpolym.2015.12.002