研究課題/領域番号 |
15K05796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
後藤 知伸 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (00260654)
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研究分担者 |
中井 唱 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (80452548)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 走化性 / ランダムウォーク / 対流拡散方程式 / 細菌 / 分布 / 定常分布 / 離散モデル / バイアス / キャピラリーアッセイ / 一次元 |
研究成果の概要 |
物質を検知して好適環境に移動する走化性(化学走性)のため,自然環境における微生物の存在は一様でない.走化性を示す最も単純な生物である細菌は,ランダムに移動方向を変えて移動しながら異なる時刻における2地点の物質濃度を比較して好適環境に向かっているかを検知しており,方向を変えるまでに一定の応答遅延時間を必要とする.走化性によって偏在する細菌の存在確率の数理モデルを構築した.また,誘引物質のまわりに集まる細菌の分布を計測し,数理モデルの結果との対比によってモデルの妥当性を検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細菌はぬめりに代表されるバイオフィルムを形成して,湖沼や海,他の生物の生体内における物質循環に寄与している.また,少し大きな微生物の餌として食物連鎖の一部になっている.細菌の分布や集積速度を予測することは,バイオフィルムの成長速度や環境中における物質循環量の予測に繋がるものである.走化性によって集積する細菌の分布や集積速度を細菌単体の単純な運動モデルから求めようとした.
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