研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は,高レイノルズ数(Re)乱流噴流において微細スケールの乱流スカラー混合がマクロな混合過程に果たす役割を明らかにすることである.Re = 3000~30000 の乱流噴流 DNS データに対して空間フィルタリングを施し,微細スケールの寄与について調査を行なった結果,Re = 3000,10000,30000 の条件で,それぞれ,コルモゴロフ長の 60,110,170 倍までのスケールによる寄与が重要であることが示された.この知見により,高 Re 乱流噴流のスカラー混合過程において支配的な役割を果たす乱流スケールは積分長付近までの比較的大きなスケールである,ということが示された。
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ながれ
巻: 36 ページ: 83-91