研究課題
基盤研究(C)
アルミ溶融炉による実験により,炉内に水蒸気を導入すると,対流熱伝達とふく射伝熱の両方のメカニズムを介してエネルギー効率を向上できることが,これまでの研究により明らかとなっていた.一方で,炉内に導入すべき水蒸気量は多すぎても少なすぎてもエネルギー効率の改善をもたらさず,燃料の燃焼により生じる水蒸気および吸入する燃焼用空気の湿度を含めて,全体の水蒸気量をコントロールする必要がある.本研究では,アルミ溶融炉の水蒸気加熱装置を高度化し,水蒸気量を制御して,エネルギー効率が高くなる条件を探り,導入する空気の条件が変化しても効率を維持できるようなシステム構築を行い,適切な水分量による効率向上を確認した.
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